ユニオンスペシャル社フラットシーマーのある縫製工場
更新日:2022.9.14
当社では従来の縫製方法に加え、フラットシーマーミシン(特殊ミシン)を使用しての縫製が可能です。
フラットシーマーとは1962年(昭和37年)頃にアメリカのユニオンスペシャル社が開発した、平面縫製ができるミシンのことです。
現在では生産を終了しているため、国内には数台しか残っていない希少なミシンです。
通常よりも縫製の手間がかかり、縫い手の技術が必要になりますが、肌に負担をかけない美しい仕上がりから高級ブランドでも取り入れられる非常に質の高い縫製方法です。
ミシン自体が高額なため、当初はスポーツ用品に特化した工場での使用が中心でしたが、最近ではその人気から一般のアパレル工場でも取り扱いが増えてきています。
当社で取り扱うのは、その中でも最高品質のユニオンスペシャル社フラットシーマーとなっております。
平面縫製をデザインに取り入れたい方、他にない特別な縫製をお探しの方は是非一度ご相談ください。
■特徴
フラットシーマーでは、4本~5本の針と6本の糸を使って2枚の生地を縫い合わせることができます。
その際の縫い目が平らであることから、Flat(平ら)なSeam(縫い目)=”フラットシーマー”と呼ばれています。
縫製距離に対して贅沢に糸を使用し、振り糸が波目になるよう仕上げます。
2本針や3本針と比べて縫製の難易度が上がりますが当社には熟練技術者が多数在籍し、スピーディーかつ高いクオリティでの制作を行っています。
■フラットシーマーを使った製品
フラットシーマーの縫い目は、写真のように2枚の生地を1枚の生地にしたかのような仕上がりになります。
伸びに強い縫い目をつくり、伸縮性の高い生地にも対応させることも出来ます。
また通常の縫製に比べ、凹凸が少ない縫い目が特徴で肌に負担をかけないため、直接肌に触れるインナーをはじめベビー服やスポーツ用品、一部のカジュアル服などにも使われています。